個人的ではなかった出来事
他人からキツイ言葉を言われたり、冷たい態度を取られる度に、毎回思うことは、
自分だから
と考えること
もちろん実際自分だから、自分だけに言われた状況は今まで散々あった
ただ最近、全ての事柄が必ずしも個人的ではないこと、自分だけに起きたものではなかったと考えさせられた出来事があった
「あなたはたぶん海外の方があってるんじゃないかなー、日本社会は協調性がないとやっていけないからね」
ある日、あまり話したこともない人に突然言われて、バカにされている感じで、かなり憤慨していた
すると後日、別の人たちが、その人の噂話をしているのがたまたま耳に入った
「あの人は人をバカにしているところがあるよね、将来どこかで躓くと思うけど。
つい最近上司ともかなり言い争いになったらしいよ。しかも、もうその人とは仕事の時でも話したくないらしいよ」
その人は、特別自分だけにきつい言葉を発した訳ではなく、他の人にも同じような態度を取っていた
その瞬間溜まっていた怒りが半減された
いつも自分が感じる怒りというのは、言われた言葉に対する怒りではなく、全てを個人的に受け止めていることからくる怒りが大半を占めている
その人自身の性格や問題であって、いちいち個人的に全てを受け止める必要はない場合でも全て個人的に受け止めてしまう
もし個人的に受け止めていなければ、
”この人は人をバカにするところがあるんだ、この人自身にも問題があって、癖がある人なんだ”
と周りの人と同じように受け止められたのに
そうすればその人や言葉に腹が立つということがあっても、自身に対する激しい怒りや、バカにされたという怒りを伴わずにいれるため、もっと自分が楽なのになぜ毎回そういう風にしか捉えられないのかと
わかっていてもコントロールできない感情
最近ある宿泊施設に泊まった際、私の返しになんの反応も示さなかったり、目が合うとそらしたり、質問してもまともに答えなかったり、冷たい態度を取るオーナーがいた
自分だけがそう感じたわけではなく、他の宿泊者も、そのオーナーを悪く言っていた
「あまりにコミュニーケーション力がなくてびっくりしたよ
話し始めて5分たっただけで話すのが嫌になったよ
質問してきといて返事をしても返しがない」
きっと自分に自信がないから上からな態度を取られていると思っていたと言うと
「あなたがそう感じているなら、その可能性もあるかもしれない
ただ彼は変わっているから、あなたの自信とは関係ないと思うよ
個人的に捉える必要なはいよ。私も彼と会話をするのが難しいと感じるから」
そう言われていたため、気にしないようにしていたが、それでもオーナーのある態度がきっかけで、最終的に溜まっていた怒りを抑えきれず、軽い言い争いになった
今回の場合、事前にその人の癖や性格をわかっていた
その情報があったにも関わらず、それでも自分の感情をコントロールできなかった
やはり、全て個人的に捉えてしまう
私がこんなんだから、この人はこんな態度になんだ
私がこんなんだから、この人はバカにしてくるんだ
私がこんなんだから、この人はきつい言葉を発してくる
私だけに、、
その考えが染み付いていて、毎回何かある度に、全身に激しい怒りが込み上げてくる
嫌なことを言われて腹が立つという怒りは、誰にでもありえる感情
ただ自分がこうだから相手がそういう態度になったという怒りは、激しい自己嫌悪、怒りを伴う
毎回自分だけと捉えることが、いかに自分を苦しませているか
ただ今の自分に本当は言ってあげるべき言葉は、
「どんなに変えようとしても、過去のトラウマから、その考え方の癖を脱ぎ去ることができないんだよ
考え方の癖は、自己肯定感と繋がっているからね
あなたにはこうならざる負えない深い理由がちゃんとあるんだよ」
それにしてもいつかこの悪循環な考えから逸脱できる日がくるのだろうか